「今の病院を辞めて転職したい」
「今の病院の環境が辛くて、どうすればいいか悩んでいる」
「みんなどんな理由で辞めたいのか気になる」
と思うことはありませんか?
このまま仕事を続けるのか、転職するかどうやって行動すればいいのかで迷ってしまいますよね。
では、辞めたいと考える人にはどのような理由や選択肢があるのでしょうか?
そこで今回は、
- 看護師が辞めたいと思う理由
- 看護師が辞めたいときに取る対処方法
- 看護師が辞めるときの手順
について詳しく解説します。
この記事を見れば、看護師として今後どのように進めばいいかを必ず知ることができます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
看護師を辞めたい5つの理由
みんなどんな理由で、辞めたいと考えるのでしょうか?
看護師さんが辞めたいと思う理由は、主に5つに分けられます。
- 給料や労働条件
- 人間関係
- プライベートの時間が少ない:ワークライフバランス
- 精神的にきつい
- 仕事内容
それでは、それぞれについて解説していきます。
給料・福利厚生など労働条件が悪く辞めたい
多いのが、給料など金銭面の労働条件が悪いことです。
例えば、次のようなことが上げられます。
- 給料に不満がある
- 福利厚生が悪い
- サービス残業が多い
給料に不満がある場合は、給料内容を理解していないパターンがあります。
少ないと感じる時は、基本給+手当を提示されたが基本給だと考えていた場合です。
給料の内訳をしっかりと確認していないと、給料が低いと感じてしまいますね。
看護師さんは、選ぶ病院によって忙しさも仕事内容も大きく変わります。
厳しい環境に行ってしまうと、仕事に対して給料が合っていないと感じるものです。
激務で厳しい環境にいて、給料が少ないつらいですね。
また、福利厚生が悪いことも理由に挙げられます。
- 手当が安い
- 家賃補助が少ない
- 研修費用がほとんど出ない
通勤手当や家賃補助は一般的に出る場合が多いです。
しかし、研修や勉強に対する補助が出ない場合は多くあります。
看護師として、スキルアップしていくには研修参加や勉強は必要なため、研修費用はしっかり支給してほしいですね。
また、サービス残業もいまだにあるのが現状です。
働き方改革が言われるようになり、私の病院でも労働基準監督署が監査に入り、しっかりと残業を申請できるようになりました。
しかし、病院という環境は昔からの考え方の人が多くいます。
- サービス残業は当たり前。
- 研修会や勉強会は、1時間など決まった時間しか残業が申請できない
仕事で、病院にいるのであればしっかり残業を申請したいと考えるのが普通です。
ちなみに、看護師さんの平均年収は日本の平均年収より高い傾向にあります。
- 看護師:586万円
- 准看護師:481万円
- 日本の平均年収:436万円
引用:平均年収.jp
看護師さんのお給料事情に関して、下記の記事にまとめましたのでそちらもチェックしてみてください。
人間関係が辛くて看護師を辞めたい
人間関係の悩みはどんな仕事をしていてもありますが、看護師さんの人間関係はとても大変です。
女性が多い職場でもあり、独特の雰囲気があり病院の上層部も悩みのタネになることが多くあります。
例えば・・
- 新しく入ってくる人に対して、指導方法が厳しく1ヶ月後に来なくなる。
- お局さんやボスの存在が大きく、看護師長以上に力を持った人がいてその人に目をつけられうまくやれない。
マイナビ看護の、2019マイナビ看護白書の調査に、以下のようなデータがあります。
Q:「何にストレスを感じていますか?」
A:60.4%と一番多い回答が、上司や同僚との人間関係
引用:2019年マイナビ看護白書 P22
看護の仕事で悩むより、人間関係の悩みのせいで追い詰められてしまうことは多いです。
患者さんのために看護をするより、上司に怒られない看護はなにかと考えるようになってしまうこともあります。
患者さんのことを一番に考えられないのは、すごくストレスになってしまうものです。
ワークライフバランスが取れなくて、看護師を辞めたい
仕事をしながら家庭も、大切にしたいというのが現代の仕事に対する考え方の1つです。
しかし、病院ではワークライフバランスを上手く取れないことがあります。
だからこそ、日本看護協会でもワークライフバランスを推奨しています。
私の勤める病院は、小さい急性期病院のため看護師さんの負担は大きいです。
- 救急対応
- 手術対応
- 患者ケア
人手不足、激務でワークライフバランスを取ることができず、辞めたいと考えてしまいます。
マイナビ看護白書より、看護師を長く続けるのに必要なことにワークライフバランスに関係する回答があります。
休暇が取りやすい、十分な育児支援の回答は、30代の現役の子育て世代に多い結果になっています。
出典:2019マイナビ看護白書 P31
病院として、有給取得を推奨していても現場で働く看護師さんの理解がないことがあります。
ワークライフバランスを取りたいが、上司や先輩の理解がなく休みが取れず、辞めたいと考えるようになってしまいます。
看護師は、精神的にきつく辞めたい
看護師さんは、白衣の天使なんて言われたこともあるくらい華やかなイメージがある仕事です。
しかし、患者さんの身体ケアや看取りなど、生活や死に直接関わる仕事であるため精神的にストレスになる場合もあります。
また、患者さんの家族とも関わり職員間でのトラブルなどもよく聞きます。
お客様体質の患者さんも多く、治療されて当然患者の立場を利用したハラスメントなどで疲弊してしまう看護師さんは多いです。
職場の人間関係、患者さんのケア、家族の対応などどれも命に関わるとても神経を使う仕事であるため精神的負担は計り知れません。
看護師の仕事内容が合わなくて辞めたい
希望をもって始めた看護師の仕事ですが、合わないと感じることも多くあります。
病院というのはどの病院もそれぞれあつかう診療科がことなり、風土ややり方も違います。
今いる病院の仕事内容が合わない場合が多いため、どんな看護がしたいのかどんな現場で働きたいのかもう一度見直してみるのをおすすめします。
特に、新人の方で辞めたいと感じる人は多いです。
希望を持って入職した職場で、自分の不甲斐なさに嫌気がさして、看護師に向かないと考えてしまいます。
新人が辞めたいと思ったときの対処法はこちらの記事を参考にして下さい。
看護師を辞められない5つの理由
辞めたいと悩む人はとっても多いのですが、なかなか辞められずにいる場合も多くあります。
辞めたいけど辞められない、理由を5つ紹介します。
- 人手不足で辞めづらい
- 次の仕事が決まっていない
- 奨学金の返済がある
- 家族に反対される
- 退職許可が降りない
それでは、それぞれの理由を解説します。
人手不足で看護師を辞められない
人手不足の病院は多くあり、看護師さんはいつも忙しく働いています。
人手不足の病院は雰囲気が悪いことが多くすごく勇気がいりますね
私の病院も人手不足の病棟では、とても雰囲気が悪く辞めたいという人に対して影で悪口を言っているのを目にします。
環境が悪い事を棚に上げて、辞める人が悪いという雰囲気が生まれてしまいます。
辞めたい人は、以下のように考えがちです。
- 忙しい職場であればあるほど、残された人達に大変な思いをさせたくない。
- 患者さんを見捨てた気がする。
- 中途半端で逃げたみたいな気持ちになる。
人の命と関る仕事であり、責任感の強い人ほど自分を追い込んでしまうのです。
そのため、辞めてしまうと責任を放棄したような気持ちになってしまいます。
しかし、現状に不満があるため退職を検討しているのではないでしょうか?
辞めることで、あなた本来の力が発揮できる職場が必ずあるはずです。
転職して自分にあった環境で働けば、自分のためだけでなく患者さんのためにもなります。
次の仕事が決まらず辞められない
看護師さんは、就職先に困らないイメージです。
実際人手不足とはいえ、毎年看護師さんだけは何十人もています。
しかし、今の職場で疲れてしまっている場合は、転職などを考えている余裕や気力がなくなってしまい、次が決まらないというケースが多いです。
今でも、看護師さん不足の病院も多いのですが、うちの病院でも看護師さんが定着せず困ることは長く続いています。
看護師さんは、行動すれば年齢に関係なくすぐ次の就職先は見つかります。
なかなか、次の仕事が見つからない場合は、下記の記事を参考にしてみて下さい。
奨学金返済のため、辞められない
奨学金があるから辞められないというのはよくある理由です。
一定期間働けば奨学金免除、「お礼奉公」なんて呼ばれています。
奨学金を借りている人は、こんな事を言われたことありませんか?
「奨学金があるからあと○年は辞められないよ」
しかし、奨学金があっても辞めることは何も違法なことではありません。
ただし、奨学金はなくなりません。
借りたものは必ず返さなくてはいけないことは忘れないようにしましょう。
奨学金の返済方法が変更できないのか、職場に相談してみるのも1つの方法です。
- 分割返済を職場に交渉してみる
- 両親に借りて返済する
- 転職先の病院に払ってもらう
どうやれば返せるのかをしっかりと考えて、行動しましょう。
返済方法が見つかれば、辞めて自分に合う職場を探すことができます。
家族に反対されて看護師を辞められない
家族に退職や転職を反対されることもよく聞く悩みです。
今でこそ、転職が一般的になってきていますが、私の親の世代では1つの会社に最後まで勤め上げることが常識でした。
家族が医療関係者であれば理解はされるでしょうが、一般企業にお勤めの場合は理解されないケースがあります。
私もそうですが、親の意見はなかなか重く感じてしまいますよね。
しかし、あなたの人生はあなたのものです。
現状職場にいて、つらい思いをしているのはあなたなので、しっかりと家族と話し合い、転職や今後の方針を決めましょう。
辞めたいけど退職許可がおりない
辞めたいけど引き止めや妨害により、退職許可がおりないケースがあります。
許可が降りない理由は、人手不足が多いです。
とくに、ブラックな病院では慢性的に人が足りないため、あの手この手で引き止められます。
引き止め方にもいいものと悪いものがあります。
- 丁寧に話を聞いてくれ、引き止めを行う
- 威圧的な態度で、強引に引き止める
困ってしまうのは、パワハラタイプの引き止めですね。
精神的に追い詰められてしまい、辞めるだけでとても苦労します。
働き方やハラスメントに対して厳しい世の中なので、昔に比べれば強引な引き止めは減ってきていますが、まだまだ残っているのも事実です。
看護師を辞めたいときの3つの選択肢
辞めたいときの選択肢を3つ紹介します。
辞めたいときは、気持ちが焦ってしまいますが冷静に行動しましょう。
- 現状のまま続ける
- 部署異動をお願いする
- 転職する
現状のまま継続する
つらいけど、とりあえず続けてることも1つの選択肢になります。
ただし、辞めたい気持ちを抱えたまま続けるのはとても大変です。
現状のまま続けるのであれば、目的をしっかり決めて継続しましょう
例えば・・・
- 期限を決める
- スキルアップなど目標を決める
- ボーナスや有給消化を目的に継続する
ただ漠然と続けても精神的、肉体的に辛くなるだけです。
しっかりと自分の中で、方向性を決めましょう。
部署異動をお願いする。
部署異動をすることで、自分にあった仕事ができるようになることもあります。
病院の考え方や環境は好きだけど、仕事の内容が合わない人におすすめの方法です。
例えば・・・
- 夜勤がつらい
- 家族との時間がとれない
- 病棟の環境が合わない
上記のような悩みであれば、部署を変更してもらうことで問題が解決することもあります。
まずは、上司や先輩に相談してみましょう。
転職するのは大変だけど、部署が変われば最短で環境を変えることができますね。
しかし、部署を変えても自分に合わないと感じてしまうと、退職を言い出しづらくなるので注意しましょう。
しっかりと自分は何がしたいのか、方向性を決めて行動しましょう。
転職して、心機一転頑張る
一番最良の選択肢だと思うのが、転職して新しい環境を見つけることです。
今いる病院がつらいのであれば、それはあなたに合わない病院だということになります。
今いる職場を変えることは、不可能に近いです。
それであれば、自分から環境を変えるために行動することはできます。
転職するのは、勇気や労力が必要ですが、あなたに合う職場は必ずあります。
自分のやりたい看護、働きたい環境、ライフプランと相談して探してみましょう。
看護師を辞めたい時の5ステップ
誰しも1度は、辞めたいと考えたことがあるはずです。
病院は特殊な環境で、私も辞めたいと考えることは多くあります。
看護師さんはとくに、大変な立場にいることが多いので色んな事を考えてしまうでしょう。
看護師を辞めたいとき、どうすればいいでしょうか?
辞めたいと考えた時の、5つの手順で考えてみましょう
- 看護師の転職はあたりまえ
- まずは自分の状況を考えよう
- うつ病などを発症する前に
- 有休があれば一旦お休みしよう
- やっぱり辞めたければ転職or退職しよう
精神的につらいときほど、極端な考えをしてしまいます。
大前提として、あなたという人は1人しかいません。そして、あなたの人生はあなたのものです。
一度立ち止まり、考え、誰かに相談してみましょう。
看護師さんの転職は当たり前
転職に抵抗がある人がいると思いますが、今は転職は一般的なことになりました。
とくに看護師さんは、転職の多い職種です。
私の病院でも、看護師さんの入れ替わりが一番多いです。
下記サイトに、20代、30代、40代の転職回数について記事がありますが、どの年代も半数以上は転職経験があります。
また、転職経験なしの割合は30代に比べ40代のほうが多く、年々転職が一般的になってきたことがわかります。
ただし、転職回数が多くていいのかと聞かれれば、答えはNOです。
1年毎に辞めている人を、理由もなく採用するのはかなりリスクがあります。
採用する側としては、しっかりと理由があり、受け答えできれば問題ないと考えることもあります。
とくに、紹介会社を経由する場合は、成功報酬として手数料を支払わなくてはいけません。
採用者の年収の30%前後前後なので、100万円以上支払うケースも少なくありません。
むやみに転職することはおすすめしませんが、看護師さんという職業は転職が多いという事実を覚えておきましょう。
今いる職場以外にも選択肢があり、転職できるという心のゆとりも大切です。
看護師を辞めたいと考えたら、自分を整理しよう
辞めたいときに、しっかり自分の状況を整理しましょう。
衝動的に辞めて後悔してしまうことがあります。
ちなみに、私も転職して後悔した1人です。
- 自分はどうして辞めたいと思うのかを書き出してみましょう。
- 書き出したらその問題は辞めることで解決するのか考えよう
- 辞めなくても解決するのであれば、続けるのもあり
辞めてしまうことはいつでもできます。まずは、自分の事を整理してみましょう
人気YouTuberの、リベラルアーツ大学の両学長が、解説している人生の羅針盤を作ることをおすすめします。
自分一人で整理できないようなときは、家族や友人に相談しましょう。
もし近くの人に相談しづらいのであれば、転職エージェントを活用して相談するのもおすすめの方法です。
うつ病を発症する前に辞めよう
追い詰められる前に、少しでも違和感を感じたら行動してほしいです。
私も、経験がありますが追い込まれすぎると考えることが辛くなります。
- 自分はだめだ
- 自分は仕事ができない
- 自分は人と合わせられない
- 自分には人をまとめられない
自分はなんてだめな人間なんだと、そればかり考えることがありました。
精神的に追い詰められたときは正常な判断ができるはずがありません。
精神科の、医師、心理師さんに言われたのは、「うつ病のような状態で、大事な決断をしてはいけない」ということでした。
辞めたいけど、あなたが精神的に追い詰められているのであれば、大切な決断は一旦保留にしましょう。
心療内科や精神科を受診し、カウンセリングなどを受けて心のケアをして落ち着いたら判断してほしいです。
休んでいる間は、有休や傷病手当金を使いながら休んでみましょう。
しっかり休んで回復すれば継続すればいいですが、難しければ転職したほうが良いでしょう。
うつ病など精神的に、追い込まれる前に行動してみましょう。
有給休暇を使って辞めよう
退職前に有給休暇を取得するのは一般的ですが、病院では全ての有休を消化できないことの方が多いです。
慢性的な人手不足で、休むに休めないなど様々な理由があります。
実際最後に有休を取得すると、すごく色んな事を言う人がいるので取得しづらいですね。
有休は権利なので、可能であれば上手く活用して辞めましょう。
引っ越しの準備があるとか、上手に活用して辞めましょう。
最後の選択は、転職もしくは看護師を退職しよう
最終的に、整理して悩んだけど、続けるのが難しければ辞めてしまいましょう。
看護師さんといっても、病院と診療所、クリニックでは環境や雰囲気は違います。
さらに、診療科もさまざまで入院、外来、救急、手術などとても幅広い分野があります。
1度きりの人生なので、思い切って行動してみましょう。
転職するときは、転職エージェントの利用がおすすめです。
私も悩んだ時に相談しましたが、親切に相談にのってくれました。
話を聞いてくれ自分の知らない自分が見えてくることもあり、さまざまな転職を助けてきたプロに無料で話を聞いてもらえるのはとても貴重な経験になります。
看護師さん職場の探し方。転職活動4つの方法
看護師を辞めると決めたら、あとは行動するのみです。
どのようにして、転職先を見つければいいでしょうか?
転職先の探し方もいろいろありますので、下記4つのステップで転職活動を紹介します。
- 自分の働きたい条件を整理しよう
- 直接病院の応募ページを見る
- 転職エージェントに相談する
- 他業種への転職する
それでは、それぞれ解説していきます。
自分の働きたい条件を整理しよう
看護師さんと、いっても働き方はいろいろです。
働きたい条件をしっかり整理しておかないと、後悔した転職になってしまいます。
例えば・・・
- 給料などの労働条件
- 診療科や業務形態(病院、診療所など)
- 人間関係
あなたは、どこを重視してはらたきたいですか?
マイナビ看護師が出している資料に、2019マイナビ看護師白書というものがあります。
そのなかでは、一番は給料などの労働環境が最も重視されていました。
必要なのは、他人の回答でなく自分の求めるものは何かということです。
- 家族との時間を大切にしたいから、給料面は少し安くても時間に融通がきくほうがいいのか。
- 患者さんのケアを一番近くでやりたい
- 手術に入ってスキルを磨きたい
- 人間関係がよくゆったり働きたい
ここがずれてしまうと、いい転職はできなくなってしまいます。
もし、上手く自分の考えが整理できないときは、転職エージェントを活用しましょう。
直接病院の応募ページを見る
まず転職先の探し方は、直接病院の採用ページを見ることです。
行きたい病院が決まっていれば、採用ページがなくても直接電話してみましょう。
採用側としては、直接病院へ連絡をくれる人は嬉しいです。
ピンポイントで病院に電話するということは、うちにすごく興味があるのかな?
と感じるので好印象を持つことが多いです。
しかし、行きたい病院の内情など詳しく知りたい場合は、転職エージェントを使うことをおすすめします。
転職エージェントに相談する
転職エージェントに相談することは、今まで見えなかった自分を見つけるきっかけにもなります。
相談相手もいろいろな人がいます。
- 職場の仲間に相談する
- 家族・友人に相談する
- 転職エージェントに相談する
身近に相談できる人はいますか?
家族には言いづらい、職場は雰囲気が良くないということもあります。
でも、一人で抱えてしまうのは、精神的にとてもつらくなってしまいます。
転職エージェントは、転職のプロなのでさまざまなアドバイスや話を聞けるでしょう。
無料なので一度相談することをおすすめします。
私も、辞めたいと悩んだときに使ったことがあります。
とても、親身に相談に乗ってくれ、客観的に今の自分の状況を分析することができました。
自分の中で考えがまとまらず悩んでいるときは、すぐにでも相談することをおすすめします。
私は相談して、自分と向き合えました。
- 言葉にうまくできないことが言語化できた
- まとまらなかった考えがまとまった。
- 知らない情報が知れた
転職サイトは、複数登録をおすすめします。
いくら満足度の高い転職サービスを利用しても、自分の担当と相性が悪いということがあります。
私も当時、3つくらいの転職エージェントに登録して活動しました。
評判の良い転職サイトでも、私には合わない人もいました。
自分のために、無理な就職を強要されそうな場合は注意が必要です。
また、転職エージェントも数多くあるためどれを選んだらいいのか悩むかもしれませんが、とりあえず大手の転職サイトに登録しましょう。
詳しくは、転職サイト比較記事を参考にしてみて下さい。
看護師に疲れたら、他業種への転職を検討
私も、一般企業から病院に勤めだして感じたのは、病院はつかれるということです。
- お医者や特定の看護師さんが強い
- 昔からのよくわからないルールがはびこっていたり
- サービス残業が当たり前
とにかく、組織化されていない部分が強く大変ですね。
そんなとき、一般企業で看護の経験を活かすこともできます。
製薬会社など一般企業でも看護師の募集をしている企業もあるので、ぜひ病院に疲れたら検討してみて下さい。
看護師さんが違う仕事に転職する方法をこちらの記事で解説しています。
【可能性は無限?】看護師を辞めて違う仕事へ転職するポイント6選|現役採用担当が解説|
看護師さんの道は、本当にひとつだけではありません。いろんな選択肢があるので、下記の記事も参考にしてみてください。
看護師を辞めるときの3つの注意点
最後に辞めるときの注意点をご紹介します。
辞めたときに、後悔しないように辞める前にすることをしっかり覚えておきましょう。
注意点は、以下の3つです。
3つの注意点
- 失業保険、保険証、社会保険、年金の手続き
- ボーナス時期を考える
- 退職意思の伝え方・引き継ぎ等
それでは、それぞれ解説していきます。
辞めたあと失業保険、社会保険、保険証、年金の手続きを忘れずに
辞めたあとの方向性にもよりますが、社会保障などの各種手続きがあることをしっかりと覚えておきましょう。
次の職場がきまっていて、無職の期間がない場合は手続きは必要ありません。
無職の期間がある場合は、手続きを忘れないようにしましょう。
- 健康保険
- 年金
- 失業保険など
そして、失業保険など知らいないともらえないものもあるので、覚えておきましょう。
無職の期間も安心して暮らしができるように、権利として使える制度はしっかり使ってくださいね。
こちらの動画を参考にしてみてください。
ボーナスをもらって辞めるのがベスト!!
辞める時期によっては、ボーナスが貰えない可能性があるので注意しましょう。
ボーナスを貰える人は、ボーナスの支給日に在籍している人である場合が多いです。
ただし、ボーナスは減額されることもあるので辞めるタイミングは重要になります。
一番いいのは、ボーナスを貰ったあと退職の意思を伝えるのが良いでしょう。
ただし、精神的に余裕がない場合には、この方法はおすすめしません。
余裕がある場合は、ボーナスの時期も念頭においておくと良いでしょう。
辞めるときの退職意思の伝え方、引き継ぎも大切
辞めるときの意思を伝えるタイミングや、引き継ぎについてもしっかり段取りしましょう。
とくに、業務に関する引き継ぎはしっかり行ないましょう。
引継ぎが上手くおこなえないと、最悪退職後呼び出されることもあります。
円満に退職して、気持ちよく次の職場に行きましょう。
円満退職できない職場もありますけどね。
まとめ:看護師を辞めたい理由も選択肢もひとつじゃない
看護師を辞めたい理由も選択肢もいろいろあります。
ですが、一度きりの人生なので納得のいく選択肢をしてほしいです。
僕のような病院事務は、いなくなっても困ることは少ないかもしれません。
看護師さんは、病院にとって必要不可欠な人材です。
慢性的に人手不足の病院が多いため、辞めるときはとても勇気がいりますね。
必ずあなたにあう最高の職場があると考えています。
そんなときは、今回紹介したステップを思い出してみて自分の道を見つけてほしいです。
看護師さんを二度とやりたくない、看護師以外の道を探したい人にはこちらの記事もおすすめです。