「看護師を辞めたいけど、辞めたあと幸せになれるの?」
「看護師を辞めても大丈夫な人はどんな人?」
と思うことはありませんか?
看護師の仕事を辞めたいけど、周りから看護師を辞めるなんてもったいない、安定しているのにと言われて、辞めることを決断できず不安になりますよね。
では、看護師を辞めたあとの選択肢や後悔しない方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
そこで今回は、
- 看護師を辞めて幸せになる人、なれない人
- 看護師を辞めたあとの後悔
- 看護師を辞めて幸せになる方法と選択肢
について詳しく解説します。
この記事を見れば、看護師を辞めて幸せになれるのか悩んでいる解決のヒントを必ず知ることができます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
看護師を辞たら幸せになる方法は、自己分析にあり。
看護師を辞めても、必ず幸せになれます。
看護師を辞めて幸せになるには、ある1つのこと抑える必要があります。
自己分析というと、難しく感じるかもしれませんが簡単に考えてみてください。
- どうして看護師になりたい?
- どんな病院で働きたい?
- あなたは何を大切にしたい?
あなたの働く目的を、立ち止まって考えてみましょう。
私は、自分の価値観に対して不安になることがよくあります。
不安になったときこそ、自分の原点を見つめ直すように人生の価値観マップというものを作っています。
リベラルアーツ大学の両学長が、発信している人生の価値観マップを作ってみましょう。
【自由な人生】への第一歩は「人生の羅針盤」を作ること!価値観マップの作り方
自己分析をして、自分の価値観と向き合うことで考え方など大きく変わることができました。
看護師を辞めたら幸せになれない人
看護師を辞めても幸せになれない人の多くは、今の仕事を辞めれば現状の不満はすべて解決すると考えている人です。
例えば、以下のような3つの例があります。
ポイント
- 夜勤や不定期の休みが嫌になってしまう。
- 人間関係が不満で辞めたい
- 給料に不満がある
これらの悩みで辞めても幸せになれない理由をそれぞれ解説していきます。
夜勤や不定期の休みが嫌になって辞めてしまう。
看護師さんをはじめ、病院勤務の人は勤務が不規則なことが多いです。
私の病院でも、24時間365日病院は稼働しているため、多くの職員がシフト制で働いています。
そこで、家族と休みが合わないなど周囲の人と上手く行かないこともあります。
- 遊びの予定が合わない
- 子どもの休みに合わせられない
- 家族とすれ違いが続く
幸せになれないのは、こういった問題が辞めることで解決すると考えてしまう場合です。
看護師を辞めることで、時間はできるかもしれません。
今の職場で、配置転換やパート勤務など自分の働きたい時間で働けないのかまず検討して、それでも難しい場合は、転職などを検討するほうがいいでしょう。
ここで一番考えてほしいのは、夜勤や不定期な休みが嫌な理由は何でしょうか?
看護師の不規則な生活の、隠れたデメリット、それは
「友達と予定が合わない」
事です。
土日がコンスタントに休みな他職種とは合わないのはもちろん、看護師同士でもなかなか日程が合いません。
休日に1人で活動するしかないので、1人に慣れ、板についてしまうというデメリットがあります(笑)
— ナス子@看護師投資家 (@ikangoshi) March 3, 2021
人間関係が不満で辞めたい
病院に勤めて強く感じるのは、人間関係がとても複雑だということです。
役職で力関係が決まるのでなく、職種による力関係があります。
なかでも、看護師の立場はとても強く守られています。
メモ
入院料には人員配置というものがあります。
7対1と呼ばれる、病棟では以下のような配置が必要です。
「患者:看護師=7:1」
そのため、仕事ができなくても看護師だからというだけで力を持っている人がいることにとても驚きました。
そこで、人間関係を理由に飛び出してしまうことがあります。
しかし、辞めて次の職場でも人間関係は続きます。
人間関係の悩みは、大小関係なくどこへいってもついてくるものです。
辞めることで、すべての人間関係が解決するとは限らないことをしっかり覚えておきましょう。
給料に不満がある
給料に不満があることは、よくあることです。
しかし、看護師さんの給料は日本の平均年収からみても高い傾向にあります。
他の業種に転職しても。同じ水準の給料がもらえないことも多いです。
- 日本の平均年収:436万円
- 看護師の平均年収:525万円
引用:平均年収.jpより
給料に不満があり看護師を辞めたい場合は、他業種の水準や自分の年齢の平均年収などしっかり分析することが必要になります。
給料は下がるけど、看護師を辞めたいと思うときは家計を見直すのもおすすめです。
お金としっかり向き合うことで、自分にあう働き方を見つけられる可能性があります。
看護師を辞めたら幸せになれる人
辞め方を間違えると不幸になってしまう一方、辞めて幸せになる人もいます。
それでは、事例を3つ紹介してみます。
辞めて幸せになる
- 医療業界が合わない
- 結婚や出産で生活が変わった
- 挑戦したい業種がある
それぞれについて詳しく解説していきます。
医療業界が合わない。
私も一般企業から病院への転職なので、病院という環境の特殊さは身にしみています。
私が嫌な理由
- 横のつながりがない
- 職種による格差がある
- サービス残業
正直私も病院は合わないなと感じることは毎日のようにあります。
とくに看護師さんは、過酷な現場の真ん中にいます。理不尽なことも多く、患者さんとスタッフの間に挟まれてストレスも多く抱えています。
理不尽なことで消耗してしまい、病院を去っていく人を多く見てきました。
自分の中で、医療業界は合わないと考え次の道をしっかり見つければ後悔は少ないでしょう。
チャレンジしてみて駄目なら、また看護師に戻る選択もあるので、挑戦して見る価値はあります。
♯ブラック企業
マコなり社長もリベラルアーツの学長もブラック企業は
①会社の理念が浸透していないor自分に合わない
②労働時間が長い
③上司がイケてないみたいに言っていたけど、医療業界は特にいるだけで上になった人が多いから、②もあるけど③も多い。
— KOHEI@FIREしたい。 (@KOHEI59989913) September 22, 2020
結婚や出産で生活が変わった
人生のイベントで生活が大きく変わる人もいます。
例えば・・・
- 結婚
- 出産
- 家族の介護
理由は様々ですが、家族のためなどで辞めることは後悔しない場合が多いです。
- 子どもなど家族のことを優先に考えたい。
- 自分は、仕事と家事を両立させるのが難しい
いろんな考えが頭をぐるぐるすると思います。
夜勤のない部署に移動したいけど、忙しい現場から逃げているようで、周りの目が気になってしまう人もいます。
そういったときに、一旦看護師を辞めて復職するかたりもあります。
家族のために、辞めるというのも後悔しない選択肢の1つですね。
誰かのために自分を犠牲にしていると、どこかで歯車が狂うとおかしくなってしまうので注意しましょう。
挑戦したい業種がある
看護師さんは、病院以外にも活躍の場は多くあります。
- 産業看護師
- 医療機器メーカーに所属する、フィールドナース
- 健診センター
- 治験支援機関(CRC)
一般企業でも、看護師や保健師の資格が役に立つ場合もあります。企業以外にも、市役所など看護師として資格を活かした活躍の場は様々で、看護師以外の道に進む決断も1つです。
一度しかない人生ぜひやりたいことにチャレンジしてみましょう。
ただし、やりがいだけ求めても後悔します。私は、病院へ転職したきっかけもやりがいを求めた転職でした。
結果は、失敗したと考えることが多いです。
あなたが挑戦と考えていることは、無謀かもしれません。無謀を挑戦と勘違いしては、私のように後悔した転職になってしまいます。
どうして、看護師を辞めて異業種に挑戦したいのかしっかり考えて後悔しないようにしましょう。
看護師を辞めたあとの3つの後悔
看護師さんを辞めることは、大きな決断ですが後悔してしまうこともあります。
それでは、後悔してしまう事例を解説します。
辞めて後悔した理由
- 給料が減ってしまう
- 辞めれば人間関係が良くなると思っていた
- やりがいがなくなってしまった
どの理由もしっかりと、事前に調査しておけば防げるものなので覚えておきましょう。
また、今の職場や看護師を辞めれば悩みが解消すると考えている人は注意が必要です。
それでは、詳しく解説します。
看護師を辞めたら給料が下がった
看護師さんの給料は、日本の平均年収より高いです。
日本の平均年収
看護師さんの平均年収は、以下のようになっています。
看護師平均年収
看護師さんの平均年収:525万円
引用:平均年収.jp 看護師の年収 より
看護師という、保証された立場から転職する場合、給料は確実に下がると考えた方うがいいでしょう。
看護師以外でも異業種への転職は年収は当たり前に一時的に下がります。それを踏まえて夜勤や過剰労働などとのバランスを見るといいと思います。
ただ、今よりいい条件がないとお感じになっているのであれば転職はしない方がいいと思います。今のお給料は今の職場でしかキープできないのが現実です— しお姉|卒看プランナー (@Shioko5) January 23, 2021
大切なのは、給料が下がっても生活が維持できる、生活水準を作っておくことです。
年収を極力下げたくない場合は、転職のプロ、転職エージェントに相談しましょう。
あなたの、資格や経験に対する市場価値というものをしっかりと教えてくれます。
看護師を辞めれば人間関係が良くなると思っていた
看護師はとても人間関係が閉鎖的で、昔からの文化が根づいているところが多いです。
そして、看護師を辞めれば人間関係が良くなると後悔してしまうことがあります。
辞めても他の職場であらたに人間関係がうまくいくとは限りません。
もちろん、今の職場の人間関係で悩んでいるのであれば、部署異動や退職など選択肢となると思います。
しかし、辞めたらすべてが解決するわけではないので注意しましょう。
看護師を辞めたらやりがいがなくなってしまった
看護師さんは、とてもハードで大変職業です。それだけ、とても感謝される仕事でもあります。
病院で働いていて、事務員の私達が感謝されることはあまり多くはありません。
また、社会的信用も高く、専門性のある看護師さんだからこそ得られる信頼も多いです。
それが失われることで、喪失感などが出てくることがあることも覚えておきましょう。
看護師を辞めて幸せになる3つのステップ
看護師を辞めて幸せになるための、分析方法を解説します。
3つのステップを試してみてくだい。
- あなたが大切にしたいものは?
- 自分が辞めてどうなりたいの?
- 看護師を辞める?続ける?
それでは、一緒に分析をしながら読んでいきましょう。
ステップ1:あなたが大切にしたいものは何?
まずは、あなたが何を大切にしたいのか考えましょう。
例えば・・・
- 仕事に対するやりがい
- 給料の高さ
- 家族との時間
- 趣味などプライベートの時間
人によって働く理由は、それぞれ違います。
具体的な理由としては・・・
仕事をする理由
- 仕事に対するやりがい ➔ キャリアアップ、1人でも多くの人を助けたい、感謝されたい
- 給料の高さ ➔ 子どもの学費、家を買うため
- 家族との時間 ➔ 大切な人との今をたいせつにしたい
- 趣味などプライベートの時間 ➔ 旅行に行きたい、友人と楽しく遊びたい
働く理由は本当に様々で、正解はありません。
あなたが働くことで、一番大切にしたいことはなんですか?
しっかり見つけましょう。
ステップ2:大切なもののために看護師をやめられる?
大切なもののために、看護師という職は必要でしょうか?
看護師として働くことは、とても責任が重く人間関係にも疲れてしまった。
でも、子どものために稼がなくてはいけない場合すぐに辞めることができますか?
看護師は給料が高く、異業種に転職すれば給料は下がることが多いです。
少し給料が下がっても大丈夫なのであれば、進みたい道に進むべきでしょう。
でも、給料が下がることで生活が苦しくなり、不幸になってしまってはあなたも家族も苦しくなってしまいます。
選択肢は様々で、転職、部署異動、時間短縮、パート、アルバイト、異業種への挑戦。
どの選択肢を選べば、あなたの大切なものを大切にできるか考えてみましょう。
ステップ3:看護師を辞める?続ける?
ここまで、検討をしたら最後はどの道に進むのか選択することになります。
- 自分が一番大切にしたいのはなにか?
- そのために看護職は必要ななのか?
看護師という仕事が、あなたの大切にしたいものの邪魔をしているのであれば、迷うことなく辞めてしまいましょう。
看護師を続けるのであれば転職や配置転換、勤務時間の変更など検討できることはたくさんあります。
しっかりと、分析した上で決断しましょう。
私のように、安易な転職で後悔はしないでほしいです。
看護師を辞めたあとの3つの選択肢
選択肢は大きく分けると3つです。
辞めたあとの選択肢
- 異業種へ転職する
- 派遣やバイトで看護師を継続する
- 違う病院へ転職してみる
それでは、それぞれ解説していきます。
看護師を辞めて異業種へ転職する
看護師を辞めて、異業種へ挑戦する方も増えています。
平成22年の資料ですが、看護職員として退職経験のある人の理由の1つに、「他分野(看護師以外)への興味」が理由にあがっています。
出典:看護職員の現状と推移より
もちろん、今までの看護師としてのキャリアを捨てるのには勇気がいります。
だめならまた戻ってくるという選択もあります。もしかしたら、同じ条件では戻れないかもしてません。
しかし、看護師を辞めて幸せになるのが異業種への挑戦であればやってみるべきです。
異業種へ転職しても、なんとかなることが多いです。思い切って挑戦してみましょう。
派遣やバイトで看護師を継続する
看護師さんの働き方も様々です。
現在勤めている病院で、パートなど時間短縮で働くこともできます。また、派遣やバイトなど単発の仕事も多くあります。
看護師さんの時給の目安は、下記のようになっています。
看護師さんの年収を時給換算すると、2,500円
パート、アルバイト看護師の時給は、1,789円
時給で、1,800円であれば週3回など限定した働き方ができ、時間にも余裕ができます。
プライベートの時間も大切にしたいけど、一定の収入も欲しいという人には検討してみてほしい働き方になります。
違う病院へ転職してみる
一番多いのは、転職して別の病院へ移ることです。
看護師は続けたいけど、現状の病院環境では仕事を続けられない場合は転職の選択肢になります。
病院探しが難しいなら、転職エージェントを利用してみましょう。周りに相談する人がいないのであれば、1度話を聞いてもらうだけで大きく前進することもあります。
まとめ:看護師を辞めても幸せになるのはあなた次第。
悩んでいるからこそ最後まで読んでいただいたのだと思います。
分析は、以下の3つをしっかり考えましょう。
ポイント
- 自分が辞めてどうなりたいの?
- あなたが大切にしたいものは?
- 看護師を辞める?続ける?
どんなに考えても、最後は行動しなければ現状を変えられません。行動しても後悔することあります。
でも、続けるのか辞めるのか決断をしなくてはいけないのであれば、しっかりと考えて進んでいきましょう。
迷ったときは、近くの人や転職エージェントに相談してみましょう。
無料で相談ができ、自分の最善の道が見つかるかもしれない転職活動を是非取り入れてみてください。
転職しなくても、転職活動は無料でできます。つまり、転職活動はローリスク、ハイリターンなのです。
自己分析をしながら、転職エージェントに相談し自分だけの道を探してみてください。
1度きりの人生是非チャレンジしてみましょう。